【大会観戦が10倍楽しくなる】サーフィン競技のルールと必携ガイド

🏆 大会観戦の楽しみ方が変わる!サーフィン競技の世界

🌊 はじめに:ルールを知れば波の見え方が変わる!

東京2020オリンピックでは、サーフィン会場が千葉の一宮、釣ヶ崎海岸に選ばれ、大いに盛り上がりましたね。具体的な技を知っているのと知らないのとでは、楽しみ方が大きく変わります。

技の宝庫でもあるサーフィンは、比較的すぐできる簡単な技から、めちゃくちゃ練習しないと無理な難易度の高い技、見た目以上にムズい技、そしてもはや人間業じゃないだろってレベルの超絶技まで多岐にわたります。今後のサーフィン大会をさらに楽しむためにも、そんな技の数々は、ぜひ知っておきたいですよね。

ここでは、大会観戦がさらに面白くなるよう、サーフィンの主要な技を整理してご紹介します。

東京2020サーフィン競技

出典/SURF NEWS

サーフィン大会は、ただ波に乗るのを見るだけでも楽しいですが、ルールや採点基準を知ることで、選手の戦略や技の難易度が理解でき、観戦の楽しさが格段にアップします。

このガイドでは、プロの大会(WSLなど)で採用されている競技の基本ルールを分かりやすく解説します。

出典/https://www.surfnews.jp/tokyo2020/

📋 2. 競技の基本:ヒートの仕組みと採点

🕐 2-1. ヒート(対戦)の仕組み

  • ヒート時間: 一般的に20分〜35分程度で設定されています。
  • 人数: 通常は2〜4名の選手が同時に海に入り、指定された時間内で競います。
  • 採点対象: 選手は乗った波の中から、点数の高いベスト2本の波の合計点で勝敗を競います。

💯 2-2. 採点基準(10点満点)の仕組み

ジャッジは各波を0.1〜10点の範囲で採点します。高得点を得るために必要な要素は以下の通りです。

① コミットメントと難易度(Commitment & Degree of Difficulty)

どれだけ危険なセクションにチャレンジしたか、どれだけ難しい技を成功させたか。

② 革新性(Innovation)

誰もやらないような新しい技や、オリジナリティあふれるライディングをしたか。

③ マニューバーのコンビネーション(Combination)

一つの波の中で、複数の技を流れるように繋げられたか。

④ スピード、パワー、フロー(Speed, Power & Flow)

速く、力強く、流れるようなライディングができているか。

🚦 3. 観戦の最重要ルール:優先権(プライオリティ)

優先権(プライオリティ)は、波に乗る権利を順番に与えるためのルールです。これを理解すると、選手の戦略が見えてきます。

🥇 3-1. プライオリティとは

  • ヒート開始時、ジャッジテントにいる選手から順に、Priority 1, Priority 2 のように優先権が割り振られます。
  • Priority 1(最も高い優先権)を持つ選手は、次にくる波を誰よりも優先して乗る権利があります。

♻️ 3-2. ルールの解除と戦略

  • 優先権を持つ選手が波に乗ると、その選手は自動的に優先権の最後尾(例: Priority 4)に回されます。
  • 選手は、「次にくる波が大きなセットか、そうでないか」を見極め、自分のプライオリティを使うか、温存するかの戦略を立てています。

👀 観戦のコツ:

優先権を持つ選手が、あえて小さな波を無視しているときは、次の大波(セット)を狙っている可能性が高いです。

🎯 4. 競技スタイル別:高得点に繋がる技を見る

大会観戦の醍醐味は、各競技の専門的な技を評価することです。

🚀 4-1. ショートボード競技

ラディカル(急進的)なマニューバーと、波のトップを使った空中技(エアー)が評価の核です。ボードを垂直に上げるアグレッシブな動きに注目しましょう。

💡 主要テクニック:

  • エアリアル(空中技) – 波のトップからボードごと飛び上がる
  • チューブライディング – 波のトンネル内を通過
  • カットバック – 波のパワーゾーンに戻る鋭いターン
  • フローター – 崩れかけの波の上を滑走

🌊 4-2. ロングボード競技

優雅さ、フロー(流れ)、ノーズライディングなどの伝統的なスタイルが評価されます。ボード上を歩く「ウォーキング」や、ノーズでの滞空時間(ハングタイム)に注目しましょう。

💡 主要テクニック:

  • ノーズライディング – ボードの先端に立つ伝統技
  • ハング・ファイブ/テン – 片足/両足をノーズに
  • クロスステップ – 優雅な足運びでノーズへ移動
  • ドロップニー・ターン – 膝をつけた優雅なターン

✅ 5. まとめ:大会の戦略を楽しもう

採点基準を知り、優先権を意識することで、ただの波乗りが戦略的なゲームに見えてきます。大会会場で選手たちの熱い戦略と技の攻防を楽しみましょう!

サーフィンは自然をリスペクトし、他者を尊重するスポーツです。ケリー・スレーターをはじめとするトップ選手たちは、競技だけでなく「サーフィンセラピー」として心身の健康にも役立てています。

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