【FCS2クアッドフィン徹底比較】異次元の加速とルースさ!モデル一覧と5フィンセット活用術

はじめに

クアッドフィン(4枚フィン)セッティングは、「トライフィンよりも速く、ツインフィンよりもホールドする」という理想的なバランスを持つセッティングです。FCS IIのクアッドは、革新的なキーレスシステムにより、瞬時にこのエキサイティングなセッティングを楽しめます。

クアッドは、特にチューブライディングや、パワーのない小波でのスピード維持に優れています。


クアッドフィンセッティングの特性と魅力

クアッドは、ボードのテール両側に2枚ずつ、計4枚のフィンを配置します。センターフィンがないことで抵抗が少なく、スピードが持続します。

特性乗り味の傾向適した波質・スタイル
スピードとドライブテールエンドから水を効率的に流すため、驚異的な加速スピード維持が可能。タルい波、速い波、チューブセクション
ルース感センターフィンがないため、動きが軽く、レールtoレールへの切り替えが非常にスムーズ。小さなターン、クイックな方向転換
ホールド感4枚のフィンが波のフェイスを掴むため、ツインフィンよりもホールド性が高く安定する。パワフルなカービング、安定性を求める方

クアッドフィン選びの基本:フロントとリアの役割

クアッドフィンを選ぶ際は、フロント(サイド)フィンリア(トレーラー)フィンという、異なる役割を持つ2種類のフィンのバランスが重要です。

フィン役割乗り味への影響
フロントフィン (Side Fin)ボードのドライブ(推進力)とホールドを担う。トライフィンのサイドフィンとほぼ同じ。面積が大きいほどドライブが強く、安定性が増す。
リアフィン (Trailer Fin)ボードのルース感(解放感)とピボット性能を担う。サイズが小さいほどルースになり、大きいほどトライフィンに近い安定感が出る。

5フィンセットを最大限に活用する

FCS IIの多くのモデルは、**「5フィンセット」**として販売されています。これは、トライフィンとして使用できる3枚と、クアッドのリアとして使用する2枚(合計5枚)のセットです。

  • 活用法: トライフィンとクアッドフィンを波のコンディションに合わせて瞬時に交換できます。
    • トライフィン (3枚): 垂直方向へのリップアクションやコントロール性を重視したい時。
    • クアッドフィン (4枚): スピードが欲しい時、セクションを繋げたい時。

FCS II クアッドフィン 主なラインナップ

クアッドフィンは、特にアスリートモデルシェイパーモデルとして、特定のライディングスタイルに特化してデザインされています。

モデル名ベースファミリー特徴的な乗り味おすすめのサーファー
H4 (5フィンセット)REACTOR (ベース)スイスメイドの精密な設計。スピードを最大限に引き出すテンプレートで、特に加速性とホールド力が高い。スピードと最先端のテクノロジーを求める方。
CI UPRIGHT (CI UP)ACCELERATORアル・メリックデザイン。アップライトな形状で、垂直なアクションピボット性能を重視したクアッド。小さな波でボードをクイックに動かしたい方。
CARVER FAMILY (クアッドセット)CARVERベースからティップへの角度が大きく、ドライブ性を最重要視。大きなボトムターンからスピードを繋げたい方。パワーのある波での安定感とドライブ感を求める方。
RUSTY PREISENDORFER (5フィンセット)ACCELERATOR後ろ足の力を推進力に繋げやすく、パワーのあるターンスピードのバランスが良い。踏み込みの強さを活かしたい方。

まとめ:クアッドフィンはこんな人にオススメ

  • スピード狂のサーファー: ボードの抵抗を減らし、異次元の加速を求める方。
  • 小波で失速したくない方: 弱い波でも、スピードを維持し、セクションを繋げたい方。
  • 5フィンボードのオーナー: トライフィンとの乗り比べを楽しみ、波に合わせた最適なセッティングを見つけたい方。

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