はじめに
futures. のツインフィンは、センターフィンがないツインフィンの圧倒的なスピード感とルースさに加え、一本溝システムによる高いホールド感が魅力です。レトロボードのグライド感と、モダンなハイパフォーマンス性を融合させたモデルが充実しています。
futures. ツインフィンシステムの特性
futures. ツインフィンは、その高い強度とベースの長さから、特にハイスピード時の安定性に優れています。
| 特性 | FCS II ツインフィンとの違い | 乗り味への影響 |
| 高い一体感 | フィンベース全体がボックスに密着し、フィンが強くホールドされる。 | テールが滑りすぎることなく、ドライブを効かせたターンが可能。 |
| スピード | 水の抵抗が少なく、特に小波やデッドセクションでの加速性に優れる。 | ボードが走りやすく、セクションを繋ぎやすい。 |
| バリエーション | **スタビライザー(小さなセンターフィン)**をセットにしたモデルが豊富。 | 純粋なツインのルースさに、コントロール性を付加できる。 |
1. ツインフィンテンプレートの分類と選び方
futures. のツインフィンは、大きく分けてキール(Keel)とパフォーマンスツインの2種類があります。
| テンプレートの傾向 | 特徴的な乗り味 | 採用モデル例 | おすすめのボード |
| キールフィン系 | ベース幅が広く、ハイトが低いクラシックな形状。グライド感と直進安定性、ホールドが強い。 | T1, Rasta Keel | クラシックなフィッシュボード、波のフェイスを大きく使いたい時。 |
| パフォーマンスツイン系 | アップライト(立っている)で、トライフィンのサイドフィンに近い形状。回転性が高く、ルースな動きを重視。 | Mayhem (MB), Filipe Toledo (FT) | モダンフィッシュ、ツインピン、アクション重視のボード。 |
スタビライザー (Stabilizer) の活用
多くのfutures. ツインフィンセットには、小さなセンターフィン**(スタビライザー)**が付属します。
- ツインフィン(2枚): ルースさ、スピード、グライド感が最大化。
- ツイン+スタビライザー(2+1): ツインのスピードを保ちつつ、スタビライザーがテールのコントロール性と安定性を高める。迷ったらこのセッティングがおすすめです。
2. futures. ツインフィン 主要モデルラインナップ
futures. のツインフィンは、特にカリフォルニアのシェイパーやプロライダーがデザインした、ハイブリッドなモデルが人気です。
| モデル名 | ライダー/シェイパー | 特性 | おすすめの乗り味 |
| Rasta Keel (RSTK) | デイブ・ラスタヴィッチ | 伝統的なキールフィンに独自のティップ形状をプラス。グライド感とクイックな動きのバランスに優れる。 | スムーズなラインと大きな弧を描くターンを求める方。 |
| Filipe Toledo Twin (FT) | フィリッペ・トレド | パフォーマンスツインの代表格。彼のシグネチャーモデルらしい、スピードとクイックなテールリリース。 | エアリアルやクイックなアクションを求める方。 |
| Mayhem (MB) Twin | MAYHEM (マット・バイオロス) | ルースさとドライブを両立したテンプレート。ツインボード本来の楽しさを追求。スタビライザー付属。 | …LOSTボードとの相性抜群。遊び心あるサーフィン。 |
| SEAWORTHY | スタンダードモデル | レイクが少なく、より直立したモダンツイン。ピボット性能が高く、タイトなターンを可能にする。 | タイトな動きを重視する方。 |
まとめ:失敗しない選び方
- ボードのシェイプを確認: フィッシュボードならキール系(RSTKなど)、モダンなハイパフォーマンスツインなら**パフォーマンスツイン系(FT, MB)**を選びましょう。
- まず2+1で試す: コントロール性が不安な場合は、スタビライザー付きのセットを選び、まずは2+1セッティングで試すことを推奨します。